小物の組み合わせ次第で決まる？振袖をレトロモダンに着こなすコツは

レトロモダンな雰囲気を演出するためには、小物の選び方が重要です。ちょっとした小物でも、ワンポイントプラスすることによって、全体の印象が変わることもあります。この記事では、振袖をレトロモダンに着こなすのに必要な、小物の組み合わせについて詳しく解説しているので参考にしてください。

レトロな振袖ってどんな振袖？

レトロとは、懐古的という意味をもつ言葉です。古いものに価値を感じ、懐かしみ、愛着を持っているというプラスの意味合いがあります。振袖の世界でも、レトロモダンなものが注目を集めています。レトロモダンな振袖とは、大正時代あたりのデザインが盛り込まれた振袖を指します。

すなわち、大胆で洗練されたデザインが特徴で、伝統的な図柄の振袖とは、異なる色と柄の組み合わせの振袖です。レトロモダンな振袖の色合いは、古典的な振袖とは一線を画すものです。

黒、赤、ターコイズブルー、紫、ピンクなどが使われ、全体にポップで華やかな印象を与えます。柄には、ドットやストライプ、幾何学模様などが多く見られます。これらのポップでかわいらしい柄が、見るものに個性的な印象を与えるでしょう。

レトロモダンな着こなしに必要な小物は？

レトロモダンな振袖スタイルを演出するには、小物選びがポイントです。振袖の柄だけでなく、小物の組み合わせによっても雰囲気が大きく変わります。ここでは、レトロモダンな着こなしにぴったりな小物の特徴と、コーディネートのコツを紹介します。

帯締め

振袖の中心に位置し、目を引く存在です。レトロモダンな雰囲気にするには、真鍮の大ぶりな装飾や椿の花など、モダンなデザインの帯締めを選ぶことで、独自のスタイルを演出できます。伝統的な締め紐ではなく、革製のベルトもおすすめです。

帯揚げ

帯揚げは、帯の上に巻き、形を整える役割があります。レトロモダンな雰囲気にするには、幾何学模様やドット柄、ストライプといった現代的な柄を取り入れると効果的です。色使いもはっきりとした色を選ぶと、全体のバランスがよくなります。

伊達衿

伊達衿は、重ね着しているように見せるための衿で、振袖の雰囲気を大きく左右するアイテムです。レトロモダンな印象を求めるなら、伊達衿にはパールやストーンが施されたものがおしゃれです。大きな椿の柄や薔薇の花柄、ターコイズブルーの色使いを施された伊達衿ならば、大正ロマン風を効果的に演出してくれるでしょう。

半襟

半襟は、長襦袢の衿につける替え衿で、着物の雰囲気を変える重要なアイテムです。レトロモダンな雰囲気にするには、市松模様や幾何学模様などのレトロ柄を選びます。これだけで一気にレトロモダンなスタイルに早変わりします。

バッグ

振袖に合わせるバッグは、素材と色の組み合わせが重要です。とくに、革製のバッグを選ぶと、レトロな着物と相性がよくなり、クラシカルな雰囲気を醸し出してくれます。

草履

和装の草履も、レトロモダンにぴったりです。大きめの椿の柄や、幾何学模様が入った厚底草履がおすすめです。足元にアクセントを加え、全体のコーディネートを引き締めましょう。

髪飾り

髪飾りは、振袖のアクセントとなるものです。レトロモダンな雰囲気を演出するには、ヘアバンドやリボン、帽子など、現代的なアイテムを取り入れます。大きな飾りを一点つけるだけでも、個性的で印象的なスタイルに仕上がります。

よりレトロモダンな雰囲気を出すには？

振袖の魅力を最大限に引き出すためには、一般的なスタイルとは一線を画すレトロモダンな小物の選び方がポイントです。ここでは、通常の振袖スタイルでは使わない特別な小物をご紹介します。これらを使うことで、振袖のコーディネートに独自のアクセントを加え、より洗練されたレトロモダンな雰囲気を楽しめます。

兵児帯

兵児帯は、男性や子どもが普段の着物に用いる、柔らかくて軽い帯です。振袖に取り入れることで、一般的な帯とは異なる個性的なスタイルを楽しめます。結び方は自由で、蝶々結びやリボン、花結びなど、派手な結び方がおすすめです。

パールアクセサリー

古典的な振袖と、パールの相性は抜群です。和装にパールを取り入れることで、洗練されたモダンな雰囲気を演出できます。イヤリングやカチューシャ、ヘアピンなどの小物にパールをプラスすることで、上品かつ華やかなスタイルが完成するでしょう。小ぶりなパールはかわいらしさを、大きなパールはクールな印象を与えます。

レースアイテム

振袖とレースの組み合わせは、大正ロマンの代表的なスタイルです。女性的でありながらも、現代的なレースと振袖の融合は、大正時代のレトロモダンな雰囲気そのものです。レースのカーディガンや、レースの小物を取り入れることで、洗練された印象を醸し出しましょう。

ベレー帽

ベレー帽は振袖に取り入れると、上級のレトロモダンスタイルに仕上がります。振袖の色や柄に合わせた帽子の色を選ぶことで、難しく見える組み合わせでも統一感が生まれます。とくに、深みのある色のベレー帽は、振袖との相性が良く、個性的でおしゃれな印象を与えるでしょう。

まとめ

振袖の魅力を最大限に引き立て、レトロモダンな雰囲気を演出するためには、小物の使い方がポイントです。帯やアクセサリー、帯締めなど、細部にまでこだわりましょう。小物の組み合わせによって、振袖のスタイルは一味違ったものになります。レトロモダンを演出するポイントを押さえながら、自分らしい振袖スタイルを見つけてみてください。