公開日:2023/05/15 最終更新日:2023/06/06
成人式の衣装といえばやっぱり振袖ですよね。購入でもレンタルでも自分の好みに合うものが見つかったら、最高の成人式になるはずです。成人式が終わったらその振袖も役目を終えると思うかもしれませんが、そんなことはありません。振袖を着る機会は意外に多いものです。こちらでは、どんなときに振袖を着るのがおすすめなのかご紹介しましょう。
華やかな着物である振袖は、華やかなシーンで着るのがおすすめです。結婚式や披露宴に招待されたときも振袖で出席してみましょう。
花嫁が和装の花嫁衣裳なのに、自分が振袖で目立ってしまうのはマナー違反では?と心配するかもしれませんが、振袖は礼装のひとつなのでまったく失礼にはなりません。
着物にもランクがあり、振袖はその中でも格式が高いとされている着物で、招待された側として着るだけでなく花嫁衣装として振袖を着ることも可能です。結婚式や披露宴では花嫁衣裳をレンタルする場合が多いですが、成人式用に購入した振袖を利用すればその分の費用も抑えることができるでしょう。
もし結婚式でも購入した振袖を着たいと考えているなら、振袖を選ぶ際は花嫁衣裳としても着ることができるかどうか、その点にも注目して選ぶのがおすすめです。
振袖を着て結婚式や披露宴に出席すると、式の格調が高くなり、その場も華やかになって主催者側に喜ばれるといいます。しかし、成人式で振袖を着るときとは違い、注意しなければならない点もあるのです。
それは振袖の柄です。あまりにも奇抜なものや派手なものは避け、万人受けする花柄などを選ぶようにすれば間違いありません。また、髪型も派手にせずシンプルに、アクセサリーはつけないほうが無難です。
要するに、花嫁よりも目立ってはいけないということ、成人式のように自分が主役といわんばかりに着飾るのはやめましょう。
振袖は未婚の女性がかしこまった席で着用する着物として適しており、お見合いや結納でも振袖を着る人も少なくありません。実際のお見合いでは振袖を着なくても、お見合い写真で振袖姿を撮影する場合もよくあります。
慣れないお見合いというシーンで、緊張するのに振袖を着ていくのは難しいと思うかもしれませんが、立ち居振る舞いが美しくなり相手によい印象を持ってもらえるはずです。お見合いに振袖を着るときの注意点としては、あまり派手な柄を選ばないことと、ヘアメイクも派手にならないことが挙げられます。
また、結婚が決まったときに行う伝統的な儀式、結納で振袖はとてもふさわしい着物です。お見合いでは洋服を着たとしても、結納では「儀式」になるため礼装である振袖を着る人も多いでしょう。
結納はおめでたい儀式なので、振袖の色もおめでたい色である赤や白、上品なピンク色などを選んでみてください。また、柄はその季節に合うものを選んだり、縁起のよい吉祥柄にしたりするのもおすすめです。
ただし、相手や家族が着物を着用しないのに、こちらが振袖を選んでしまうとバランスがとれなくなります。女性が結納の席で振袖を着る場合、両家の母親も着物を着るのが一般的なので、自分や自分の母親の都合だけで振袖着用を決めることがないようにしましょう。
いい出しにくいかもしれませんが、なにを着るのか事前に先方と打ち合わせしておくことをおすすめします。
大学・短大・専門学校の卒業式では、振袖に袴を合わせる学生も多いです。袴をプラスせず成人式で着た振袖を利用してもOKですが、古風な女学生スタイルが可愛いので振袖+袴の組み合わせを選ぶのが一般的、定番の衣装といってもよいでしょう。
袴と合わせる振袖は、二尺袖の小振袖を選ぶことが多いのですが、より華やかな印象を与えある中振袖もおすすめです。振袖を購入していれば、卒業式は袴をレンタルすればいいので費用も抑えられます。
パーティーや祝賀会などで洋装・ドレスで出席する女性が多い中で、和装である華やかな振袖を着ていれば目立つこと間違いなしです。外国人も出席するパーティーなど、振袖を着ていることで注目され喜ばれるでしょう。
また、日本の伝統的な行事・式典などでも振袖を着用した女性が参加することも多く、振袖は礼装であることからかしこまった席でも問題なく着ることができます。注意しなければならない点は、そのようなパーティーや祝賀会などでは飲食する機会があるので、洋服を着ているときのような調子でいると袖を汚してしまったり、グラスなどを引っかけて倒してしまったりする恐れもあります。
振袖を着て参加するときは、事前に振袖での立ち居振る舞いを練習したほうがよいかもしれません。パーティーにもよりますが、振袖着用時は成人式のときのようなノリではなく、大人の女性を意識して上品に振舞うようにしましょう。
成人式に向けて入念に選んだお気に入りの振袖なのに、式当日と前撮りに着るだけでタンスにしまいっぱなしになるのはもったいないことです。格式高い礼装である振袖なので、結婚式や披露宴に招待されたとき、日本の伝統的な儀式である結納などにもぜひ振袖を着てみてください。
また、購入ではなくレンタルの振袖を利用すれば、着用する機会ごとに違う色・柄を選ぶ楽しみもできます。振袖を着ることができるのは結婚するまで、悔いが残らないように成人式だけでなくさまざまなシーンで振袖を着てみてはいかがでしょうか。